Dec 13, 2009
ホンファルハムエ必要なもの
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株式会社セガはPSP用RPG「セブンスドラゴン2020」を11月23日に発売した。これを記念し、東京・秋葉原にあるクラブセガ秋葉原新館の店頭特設抽選会場において、発売記念抽選会を実施した。時間は10時から19時まで。
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「セブンスドラゴン2020」は、西暦2020年の東京を舞台に外宇宙より飛来した“ドラゴン”と、有事に備えて結成された政府機関“ムラクモ”の戦いを描いたRPG作品。開発はイメージエポックが担当し、音楽は古代祐三氏が担当。
今回のイベントの賞品にはキャラクターデザインを担当した三輪士郎氏のイラスト入りグッズなど、ここでしか手に入らないレアグッズが用意されているとあって、人気も高く、大勢の購入者が抽選会場に訪れていた。14時頃の取材時には、A賞の「出演声優サイン色紙 + 開発スタッフサイン色紙」の多くにおいて当選者が出ており、人気の高さがうかがい知れた。
イベント会場には、セガの小玉理恵子氏、サウンドコンポーザーの古代祐三氏、主題歌を担当したsasakure.UK氏らが訪れた。会場での取材終了後に行なわれた囲み取材では、さらにディレクターの新納一哉氏、キャラクターデザインの三輪士郎氏らも加わり、お話を伺うことができた。
発売の感想について小玉氏は「非常にうれしく思っています。でも、実はクリエイターが全員そろったのはこの場が初めてなんです。顔を合わせて良かったねと話せてうれしいですね」と切り出すと、新納氏は「前作は反省点も多かったので、ハードも世界観も変えてすごく頑張って作り上げました。すると発売にあたってTwitterを見ていると『発売おめでとう』という書き込みがたくさんあって、楽しみにしてくれた人がこんなにいるんだと、本当に泣きました。あとは買って楽しんで欲しいです」と続けた。
完成までにはそれぞれ紆余曲折あったようだ。開発の最終段階においてデバックや調整にどれだけ時間をかけることができるかといった点がそのゲームの完成度に関わるが、新納氏は「小玉さんが『行くとこまでやっていいよ』と言ってくれたので、限界まで引っ張りました」と調整に時間をかけてゲームの仕上がりに磨きをかけていったようだ。結果、新納氏は倒れてしまい、手術を受けるところまで行ってしまったという。
音楽の制作に関して、sasakure.UK氏は「最初のテイクは人間の声に近かったがリテイクが出てしまい、最終的にはボーカロイドに合わせメロディを作り直しました。最初のテイクを改めて聞くとボーカロイドの良さが出ていませんでした。しかしこのリテイクは自分で料理するのが大変でした」と振り返った。古代氏は楽曲の制作の終了1カ月前に聞き「メロディを捕らえられないような歌ものとは真逆の曲だったので、ミクさんをどう乗せるのだろうとドキドキしたが、出来上ってきたのを聴いてこんな風になるんだ! と良い意味で驚きました。僕の曲はアンダーグラウンドっぽかったけど、ミクさんのはポップでそれ用のアレンジがされています。ぜひ聴いて欲しい」とこちらも大変だったようだ。
前作とは違ったテイストの音楽になったことについて古代氏は「新納氏と打ち合わせたとき、前回のは合わないと意見が一致しました。試行錯誤した後クラブミュージックが合うのかなと。ガラッと変わっているけどこちらも楽しんで欲しい」とコメント。また、戦闘シーンや恐ろしい場面の曲作りをちょうど3月の大震災の時期に作ることになり、「精神的にかなり苦しくて、辛いムードの時に辛い曲を作るのは怖くなっていき、かなり難しかった」と打ち明けた。
sasakure.UK氏は聴き所を聞かれ「全部聴いて欲しい。想いを込めて作ったので、プレイしてから理解を深めて歌詞を聴いてもらえると違う発見があると思うので、ヘビロテして欲しいです」とコメント。
キャラクター設定について三輪氏は「新納氏のかっちりしたイメージがあって、そういった意味では楽な部分もありましたが、逆に『違うだろ!』という想いもあって、そのすり合わせが大変でした」とコメント。具体的な話としては、当初、三輪氏の描いたセーラー服の上下は黒で統一されていたが、新納氏は「髪も黒いし、前身黒いと暗くなるかなと思って、夏服のセーラー服は譲れない」と三輪氏と話し合ったのだという。新納氏は三輪氏について「かっこよすぎるというかクールすぎるので、もう少しベーシックにして多くの人に好かれるようにして欲しく、そういった要請を出しました」と語った。三輪氏としてはむしろ、ミクさんの衣装をデザインするのがタイトなスケジュールで難しかったようだ。
小玉氏は「企画書を初めて読んだのは、入院した病院の談話室の中。そのときはもうゲームが作れないかもと思っていた時期もあったので、またゲームを作れて良かった。それに震災を受けた人にも楽しんでもらえるものができたと思うので、個人的にも思い出深い作品になりました」と語り、「当初から新納氏と、ボタンを押してからのレスポンスだとか戦闘のテンポとか、さわり心地のいいRPGを作ろうと話していた。物語としては重い話で滅びるところから始まるが、状況を明るくする人間の力、『明るく立ち上がっていこうよ』と言う話に仕上がっている」とアピールし話を締めくくった。
(C)SEGA
【GAME Watch,船津稔】
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